【ヘルメット】 THH TX-27 【買ったよ!】
- 2017/05/03
- 20:57
前回 免許制度がナンタラカンタラとぶーたれてたわけですが
結局 勢いにまかせて自動車学校に行き
大型二輪教習を受講することにしました!
バイク買う予定も無いけれど、免許は欲しいのだ!
で、
バイク買う予定も無いけれど、ヘルメットは買いましたw
教習に必要だと思ったのですが、教習所では無料貸し出しのヘルメットがあったので
完全なフライングですwww まぁ いつか バイク買ったら 使うだろう (未定
”arai"派 か ”SHOEI"派 かと言われたら 私はSHOEI派なんですが
乗るバイクも無いわけですし、今回は格安ヘルメットに手を出してみました!
台湾製 THH社 ( http://www.hengda.com.tw/ )
TX-27 です!
格安ヘルメットとしては 結構有名ですね TX-27
日本国内では 八百万堂(やおろずどう http://www.yaoyorozudo.net/ )
が正規販売代理店として輸入販売を手掛けているようです。
さらに安いヘルメットなんて ホームセンターにも売ってますが
あんな中国製・韓国製のクソダサイデザインは買う気にもなりません。
それ以前に安全性も疑わしいですから。
日本の影響でバイク文化が根付き
今や日本を超えるバイク文化が広がる台湾ですから
安いと言っても信頼性は十分でしょう。
んじゃ いつもの怒涛の画像解説いくよ!




箱はこんなヤツです。
私が買ったのは TX-27 カーボン柄 Lサイズ


開梱の様子と 中身全部出し。
八百万堂のカタログチラシ バイザーの取り付け説明(日本語) ヘルメット バイザー
といった感じ 小物はヘルメット内に入ってるっぽい。



サンバイザー単体で見ると これがサンバイザーだなんて想像できないデザインw
パッキパキのバッキバキなガンダムチックデザインでございます。
裏面までカーボンプリントされているわけでもなく、裏の仕上げは雑だな。
THHのロゴはシールなんだが、シールの上からクリア塗装してるので剥がせない・・・。




小物はやっぱりヘルメット内にありました。
不織布がかけられた状態でヘルメット袋に入ってました。 傷には細心の注意をしてるようですが
不織布はただの1枚物であんまり意味ないかもw
取説・サイドシールドカバー・ネジ類・プラスチック製ドライバー なんかが入ってます。
メーカー取説は英語表記のみで、THH全製品の簡単な説明が書いてます。
全商品 この1種類の取説にして合理化してますね。
英語表記なのは ワールドワイドな販売を主としてるからでしょう。
紙切れの取説は帝都産業(八百万堂を経営してる本社)のものでした。
耐久年数3年・SG規格適合品・PSC規格適合品
但し一般用途に限る
と書かれてます。
一応 日本国内においての必要な規格にはちゃんと申請してるようですが
レース用ヘルメットにおける”snell規格”には適合してません。
SG規格は「製造物損害賠償」の規格で PSCは「生活用品」の規格です。
要するに このヘルメットを製品として日本国内で最低限必要な規格なんですが、
実際には「JIS規格」「ST基準」といった安全性を立証する規格適合も欲しい所です。
まぁ半ヘルなんかよりは よっぽどマシなので公道での一般使用は問題ないでしょう。
実物的にはJISもSTも合格しそうなんだが、
輸入してる八百万堂が検査経費をケチったんでしょうね。

取説の裏側はこんなポスターになってましたよ! おしゃれさん~
でもね、

90度回転させると 転倒直後の写真に見えて 縁起悪いのよwwwww
これさぁ、防波堤か何かのコンクリート壁みたいなのにもたれかかって
右足をステップに乗せる という構図なんだろうが、 黒汚れしたコンクリートがアスファルトにしか見えなくって
立ちゴケしてバイクの下敷きになった人 にしか見えないのよww
こりゃカメラマンの考えた構図が悪すぎるわw カッコヨクナイ。
では、ここからヘルメットの詳細といきますか!


好きな人にはたまらないであろう パッキパキデザイン。
私的にはもうちょっと丸みのあるデザインが好きなんだが、低価格ヘルメットの中では
このTX-27が秀逸なデザインだと思ったのでコレにしたまでです。



んで、バイザー付けるとこうなる。 ろ・・・ロボコップ? ザクの進化版? ベイダー卿の身内?
カーボン柄と相まって アウトローなダーク感がパないです。 絶対 正義の味方ではありません。
これで黒いモタードなんかに乗ってたら ヒーローにあっさり片づけられるモブになるでしょう。
ダーク感漂いつつ小者臭もしてくる感じですw
このヘルメット 通気性はスゴイですよ。 至るとこに通気口があります。
それに加えての開閉式通気口(ベンチレーター)もあるので、夏場だと 一般的なフルフェイスよりも
かなり快適なんじゃないかと思います。








通気口(ベンチレーター)が数多くあるということは、快適性にも繋がるのですが
反面、雨の日には中がずぶずぶのびちゃびちゃに濡れてしまうことでもある・・・。
このヘルメット 雨の日には要注意ですぞ!


シールド付け根の左右デザインはこんな感じ。

サイドシールドカバーをつけるとこんな感じなんだが・・・ ちょっとビミョー。
シールドとそれなりの隙間があるから、高速走行時は風切り音が出そうです。
あと、 私はサンバイザーレス派なんですが、バイザー取付穴の処理が
そのままネジをつけるだけってのは・・・ ちょっと悲しい。
バイザーレスデザインも もうちょっと考えてほしかったな。
シールドやバイザーを取り付けるネジは”アルミ”製のネジなんですが
アルミそのものの材質が低品位なアルミのようで、締め込みすぎたりしたら
ネジ山がナメてしまうかも。
このネジは丁寧に扱うか、同サイズのステンレスネジとかに替えたほうがいいかも?!

そういやぁ こんな部品がありまして
特殊な形状だな?と思ってたんですが

ただ単に 製造時の”バリ”が切り取られてないだけでした。
で、カッターで切り落としまして


頭頂部のバイザー取付穴を塞ぐキャップでしたとさ。
側面のバイザーネジ穴用にあと2個入れてくれたらよかったのに・・・。

バイザー無しだと シールドはここまで開きます。
バイザー付けると2段階下になりますけど。
開口面積をシールドが邪魔することなく開くのはいいですね。
ここまで開くとシールドがバイザーっぽく見えていい感じにも思えます。
ただ・・・ オプションにスモークシールドの設定は無いんですよね。

シールドなんですが、金型プレスの特殊形状になってて
市販のスモークフィルムを貼り付けてスモーク化するのは無理そうです。
どうしてもシールドをスモーク化したければスモークスプレーしか方法はないかな?
でも、シールドにスモークスプレーって 透過性とか塗りムラとかあるから
簡単じゃあないんですよねぇ・・・。


このヘルメット、ちょっとした小細工機構がありまして
左サイドのスライドレバーを操作すると インナースモークシールドが動作します!

こういった小細工機構は厨二心をくすぐるんですよね!
インナースモークあるから シールドを無理にスモーク化する必要はなさそうですが・・・
画像で見ての通り、この位置が最大の下げ位置です。
惜しい・・・ あと1~2cm下がってくれたら実用性抜群だったのに・・・
中途半端な位置で止まるから視界の3分の1はスモークにかからないのだよ・・・。
さらに言うなら、半球形状じゃなくて ゴーグルレンズ形状だったら さらに良かったのに・・・。

インナースモークをスライドレバーだけで動作させるのはちょっと無理と言うか 硬いので
インナースモーク自体に指をかける部分があるので
スライドレバーを操作しつつ逆の手で直接動かすのがいいでしょう。
つーか、そうしないと上手く動かないw
このインナースモークシールドを気にしてる人は多いと思うので
ちょっと情報を付け加えておきますと
よほど大きな眼鏡でない限り
インナースモークと眼鏡が干渉(ぶつかる)ことはありません。
十分なクリアランスがあります。
但し、このヘルメット自体が眼鏡着用を十分に考慮してないので
眼鏡の着用時は 眼鏡のツルがこめかみに刺さるかのようにキツイです。
できればコンタクトの着用が好ましいですが
眼鏡の場合は、ツルの形状が”への字”でなく”一文字”であり
なおかつツルの強度がしっかりしたものが良いでしょう。
それぐらい このヘルメットを被ってから眼鏡を着用するのは
メンドクサイんです!

個人的にちょっと残念だったのは
顎ヒモが”Dリング”式だったこと。
ここは”ワンタッチ”にしてほしかったなぁ。
レース用ヘルメットならず、一般公道用なんだからワンタッチ式でも問題なかったはずだよね。
Dリングだと手袋したまま外せないのよ・・・。




内装は取り外して洗濯可能ッス!
マジックテープとプラスチックボタンで簡単取り付け。
ただ、このプラスチックボタンは強度が弱いので あまり頻繁に取り外ししてると壊れそうです。
それと・・・
頭頂部インナーに使われているウレタンスポンジは 経年劣化でボロボロになって再生不可能になりやすい
ウレタンスポンジなので注意が必要です。
長年使用するとしたら このインナー(内装)が一番先にダメになるでしょうね。
長く使っても5年が限界でしょうか。
まぁそれでも安いから 問題は無いんですけどw

耳(右耳)の当たる部分だけめくった様子です。
インカム用の凹みがないので インカムスピーカーを取り付けるには苦労しますね。
さらに眼鏡も着用となると、眼鏡のツルがインカムスピーカーにあたって
眼鏡がつけられない恐れもあります。
インカム装着はあきらめたほうがいいでしょう。

そうそう、ネット画像で気になって イマイチよくわからなかったのがこの部分。
何故クリアパーツ? ワンポイントデザイン? と思って実物確認したら、
ここってリフレクター(反射板)のデザインでありながら 中は空洞になっていて
前面のベンチレーターから入った空気がこの中を抜けて
口元(口角)あたりに届くんですよ。
デザインと実用性を兼ねた 面白いデザインですよね!
それと、カーボン柄なんですが
これは”水転写”と呼ばれる手法でできた柄でして

前面側はとても綺麗なカーボンパターンが再現できてますが、

後頭部はこんな感じになってますwww
ネット画像だと 光の加減や角度的なものかな? と思いましたが
見たまんまヨレヨレでびろ~んと伸びた感じになってますw
まぁ水転写で球体に施工するのは高難易度ですから仕方ないですけどね。
ヘルメットを全体的に見るには 全く気にならないものですが
この様に部分的に取り上げると ”やっぱりカーボン柄(ペイント)なんだなw”
って思いますw
総括
さて、どうだったでしょうか?
かなりキビシイ解説をしましたが これはあくまで
”arai” や ”SHOEI” といった日本製の高性能ヘルメットと比較しての意見です。
値段にして倍以上の違いがあります。
日本製でも二流と言われる ”ZENIS” や ”OGK” などと比べたら
品質は若干落ちるものの デザイン性やコスト(値段)では圧倒してますしね。
このTHHヘルメットの気がかりな点としては
国産ヘルメットが ”FRP” 素材なのに対して ”ABS樹脂” 素材というとこでしょう。
ABSと聞いて 「え~ ABSってプラスチックじゃん!」 と言う方がほとんどですが
よく考えてくださいよ、 ABSってバイクのカウルや車のバンパーだってABSですよ。
プラスチックという括りだけでABSを否定してはいけません。
そもそもFRPってもの ガラス繊維で強化したプラスチックだってことを忘れてませんかね?
両社を比較すると 絶対的な硬度はFRPにあります。
でも、弾力性に関してはABSがはるかに高いです。
今回このTX-27を購入して私もちょっと気にしてた事であるのは否定しませんが
外せる部分を外して外殻であるABSの肉厚測定してみると3mm以上ありました。
下手すりゃバイクのカウルよりも車のバンパーよりも肉厚ですよ。
実重量が1.74kgありました。 国産FRPフルフェイスの重いヤツと同等ぐらいですね。
FRPのヘルメットは硬いです。 ですから100km/hや200km/hといった速度域から転倒して
巨大なヤスリと化したアスファルト上を数十メートルに渡って転がり滑っても頭部を守り
削れない強度があります。
しかしその反面、外部からの衝撃を直接頭部(脳)へ伝えてしまう恐れも高いです。
ですから30km/h程度の低速で衝突事故をして頭部をぶつけた際に
そのまま脳が揺れて気絶したり・瞬間的な全身硬直をおこしたりすることもあります。
ABSの場合はその逆です。 高速からの転倒だとアスファルトで削れて 溶ける可能性が高いです。
速度が高いほどにその可能性も大きくなります。
でも、高い弾力性のおかげで 振動や衝撃を頭部(脳)へ伝える可能性はかなり緩和されます。
30~60km/hという速度域からの衝撃に対しては FRPよりもはるかに高い衝撃吸収性があります。
だから車のバンパーに採用されているのです。
車のバンパーは 車VS車 を想定してません。 それは鉄バンパーだった昔の話です。
今現在 車のバンパーにABSが使われる理由は 車VS人 なんです。
事故による対人間への被害を低くするためのABS採用なんですよ。
まぁ 韓国製や中国製のヘルメットもABS製が多いです。
FRPでヘルメットを作るには 膨大なノウハウと 解析技術と 長い製造時間が必要ですからね。
対してABSならば 金型に樹脂を流すだけで外殻ができます。
中国製ヘルメットは 1個あたりの製造時間は1時間かからないでしょう。
でもaraiのヘルメットは 1個あたり約90日間の手作業で作られる。
台湾製THHのヘルメットを今回じっくりと見て思ったのは
高難易度の金型によって丁寧に作られているのがわかる。
外殻の肉厚も重量的にギリギリまで増やしているので 決して軽量ではない。
デザイン性をかなり重視して 細かなパーツを多く使っていて
1ヘルメットの構成パーツ数としては群を抜いているであろう。
品質レベルは中国・韓国は比較にならず 欧米レベルと同等ぐらいにある。
まぁ欧米メーカーが中国生産になって品質落としたってのもあるけどw
今回 「安いから」 という理由で購入したヘルメットでしたが
じっくり見て調べているうちに このTHHという台湾メーカーの可能性にビビったのも事実です。
確かに完成度はまだ2流止まりです。
材質選定や各部の作り込みの甘さなんかが目につきます。
でも、世界に目を向けて作る姿勢や野望は伝わってきます。
製品ラインナップを見ても できるだけ絞って大量生産化へのコストも考えているのもわかります。
しかしながら、中国製のような粗悪性はありません。
今後の技術進歩によっては大化けする企業なのかもしれませんね。
・・・
アレ? ワタシ ナンノ ハナシ シテタンダッケ???
あ 14000円ぐらいで買ったヘルメット 案外よかったよ って話か。
ちょっと気になってたんだよね~ 予備ヘルメットとして買うか!
って人に重要な情報です。
THH製ヘルメットの 表示されたサイズは
国産ヘルメットよりも1~2サイズ小さいですから!!!
アマゾンのコメントにもあります。

私、SHOEIのヘルメットサイズは M なんです。
で、このアマゾンコメントを見て L を買いました。
んで実際に被ってみたら ちょっとキツイ感じです。
もしかしたらLLでもよかったのかもしれませんが、使ううちに馴染むことを考えて
このLサイズでいいだろうと。
国産で L サイズの人は THHでは きつめで XL すっぽりフィットで XXL だと思いましょう。
国産でXLサイズの人は THHにはあなたに合う顔デカサイズは無理かも知れない。
THHヘルメットは 通販でしか入手できませんから
知り合いが持ってない限り サイズの試着はできませんからね。
アマゾンで売ってても アマゾン直売でなく 八百万堂のマーケットプレイス商品ですから
サイズ交換や返品にどこまで応じて貰えるのかは不明です。
よくよく考えてから買いましょう。
結局 勢いにまかせて自動車学校に行き
大型二輪教習を受講することにしました!
バイク買う予定も無いけれど、免許は欲しいのだ!
で、
バイク買う予定も無いけれど、ヘルメットは買いましたw
教習に必要だと思ったのですが、教習所では無料貸し出しのヘルメットがあったので
完全なフライングですwww まぁ いつか バイク買ったら 使うだろう (未定
”arai"派 か ”SHOEI"派 かと言われたら 私はSHOEI派なんですが
乗るバイクも無いわけですし、今回は格安ヘルメットに手を出してみました!
台湾製 THH社 ( http://www.hengda.com.tw/ )
TX-27 です!
格安ヘルメットとしては 結構有名ですね TX-27
日本国内では 八百万堂(やおろずどう http://www.yaoyorozudo.net/ )
が正規販売代理店として輸入販売を手掛けているようです。
さらに安いヘルメットなんて ホームセンターにも売ってますが
あんな中国製・韓国製のクソダサイデザインは買う気にもなりません。
それ以前に安全性も疑わしいですから。
日本の影響でバイク文化が根付き
今や日本を超えるバイク文化が広がる台湾ですから
安いと言っても信頼性は十分でしょう。
んじゃ いつもの怒涛の画像解説いくよ!




箱はこんなヤツです。
私が買ったのは TX-27 カーボン柄 Lサイズ


開梱の様子と 中身全部出し。
八百万堂のカタログチラシ バイザーの取り付け説明(日本語) ヘルメット バイザー
といった感じ 小物はヘルメット内に入ってるっぽい。



サンバイザー単体で見ると これがサンバイザーだなんて想像できないデザインw
パッキパキのバッキバキなガンダムチックデザインでございます。
裏面までカーボンプリントされているわけでもなく、裏の仕上げは雑だな。
THHのロゴはシールなんだが、シールの上からクリア塗装してるので剥がせない・・・。




小物はやっぱりヘルメット内にありました。
不織布がかけられた状態でヘルメット袋に入ってました。 傷には細心の注意をしてるようですが
不織布はただの1枚物であんまり意味ないかもw
取説・サイドシールドカバー・ネジ類・プラスチック製ドライバー なんかが入ってます。
メーカー取説は英語表記のみで、THH全製品の簡単な説明が書いてます。
全商品 この1種類の取説にして合理化してますね。
英語表記なのは ワールドワイドな販売を主としてるからでしょう。
紙切れの取説は帝都産業(八百万堂を経営してる本社)のものでした。
耐久年数3年・SG規格適合品・PSC規格適合品
但し一般用途に限る
と書かれてます。
一応 日本国内においての必要な規格にはちゃんと申請してるようですが
レース用ヘルメットにおける”snell規格”には適合してません。
SG規格は「製造物損害賠償」の規格で PSCは「生活用品」の規格です。
要するに このヘルメットを製品として日本国内で最低限必要な規格なんですが、
実際には「JIS規格」「ST基準」といった安全性を立証する規格適合も欲しい所です。
まぁ半ヘルなんかよりは よっぽどマシなので公道での一般使用は問題ないでしょう。
実物的にはJISもSTも合格しそうなんだが、
輸入してる八百万堂が検査経費をケチったんでしょうね。

取説の裏側はこんなポスターになってましたよ! おしゃれさん~
でもね、

90度回転させると 転倒直後の写真に見えて 縁起悪いのよwwwww
これさぁ、防波堤か何かのコンクリート壁みたいなのにもたれかかって
右足をステップに乗せる という構図なんだろうが、 黒汚れしたコンクリートがアスファルトにしか見えなくって
立ちゴケしてバイクの下敷きになった人 にしか見えないのよww
こりゃカメラマンの考えた構図が悪すぎるわw カッコヨクナイ。
では、ここからヘルメットの詳細といきますか!


好きな人にはたまらないであろう パッキパキデザイン。
私的にはもうちょっと丸みのあるデザインが好きなんだが、低価格ヘルメットの中では
このTX-27が秀逸なデザインだと思ったのでコレにしたまでです。



んで、バイザー付けるとこうなる。 ろ・・・ロボコップ? ザクの進化版? ベイダー卿の身内?
カーボン柄と相まって アウトローなダーク感がパないです。 絶対 正義の味方ではありません。
これで黒いモタードなんかに乗ってたら ヒーローにあっさり片づけられるモブになるでしょう。
ダーク感漂いつつ小者臭もしてくる感じですw
このヘルメット 通気性はスゴイですよ。 至るとこに通気口があります。
それに加えての開閉式通気口(ベンチレーター)もあるので、夏場だと 一般的なフルフェイスよりも
かなり快適なんじゃないかと思います。








通気口(ベンチレーター)が数多くあるということは、快適性にも繋がるのですが
反面、雨の日には中がずぶずぶのびちゃびちゃに濡れてしまうことでもある・・・。
このヘルメット 雨の日には要注意ですぞ!


シールド付け根の左右デザインはこんな感じ。

サイドシールドカバーをつけるとこんな感じなんだが・・・ ちょっとビミョー。
シールドとそれなりの隙間があるから、高速走行時は風切り音が出そうです。
あと、 私はサンバイザーレス派なんですが、バイザー取付穴の処理が
そのままネジをつけるだけってのは・・・ ちょっと悲しい。
バイザーレスデザインも もうちょっと考えてほしかったな。
シールドやバイザーを取り付けるネジは”アルミ”製のネジなんですが
アルミそのものの材質が低品位なアルミのようで、締め込みすぎたりしたら
ネジ山がナメてしまうかも。
このネジは丁寧に扱うか、同サイズのステンレスネジとかに替えたほうがいいかも?!

そういやぁ こんな部品がありまして
特殊な形状だな?と思ってたんですが

ただ単に 製造時の”バリ”が切り取られてないだけでした。
で、カッターで切り落としまして


頭頂部のバイザー取付穴を塞ぐキャップでしたとさ。
側面のバイザーネジ穴用にあと2個入れてくれたらよかったのに・・・。

バイザー無しだと シールドはここまで開きます。
バイザー付けると2段階下になりますけど。
開口面積をシールドが邪魔することなく開くのはいいですね。
ここまで開くとシールドがバイザーっぽく見えていい感じにも思えます。
ただ・・・ オプションにスモークシールドの設定は無いんですよね。

シールドなんですが、金型プレスの特殊形状になってて
市販のスモークフィルムを貼り付けてスモーク化するのは無理そうです。
どうしてもシールドをスモーク化したければスモークスプレーしか方法はないかな?
でも、シールドにスモークスプレーって 透過性とか塗りムラとかあるから
簡単じゃあないんですよねぇ・・・。


このヘルメット、ちょっとした
左サイドのスライドレバーを操作すると インナースモークシールドが動作します!

こういった
インナースモークあるから シールドを無理にスモーク化する必要はなさそうですが・・・
画像で見ての通り、この位置が最大の下げ位置です。
惜しい・・・ あと1~2cm下がってくれたら実用性抜群だったのに・・・
中途半端な位置で止まるから視界の3分の1はスモークにかからないのだよ・・・。
さらに言うなら、半球形状じゃなくて ゴーグルレンズ形状だったら さらに良かったのに・・・。

インナースモークをスライドレバーだけで動作させるのはちょっと無理と言うか 硬いので
インナースモーク自体に指をかける部分があるので
スライドレバーを操作しつつ逆の手で直接動かすのがいいでしょう。
つーか、そうしないと上手く動かないw
このインナースモークシールドを気にしてる人は多いと思うので
ちょっと情報を付け加えておきますと
よほど大きな眼鏡でない限り
インナースモークと眼鏡が干渉(ぶつかる)ことはありません。
十分なクリアランスがあります。
但し、このヘルメット自体が眼鏡着用を十分に考慮してないので
眼鏡の着用時は 眼鏡のツルがこめかみに刺さるかのようにキツイです。
できればコンタクトの着用が好ましいですが
眼鏡の場合は、ツルの形状が”への字”でなく”一文字”であり
なおかつツルの強度がしっかりしたものが良いでしょう。
それぐらい このヘルメットを被ってから眼鏡を着用するのは
メンドクサイんです!

個人的にちょっと残念だったのは
顎ヒモが”Dリング”式だったこと。
ここは”ワンタッチ”にしてほしかったなぁ。
レース用ヘルメットならず、一般公道用なんだからワンタッチ式でも問題なかったはずだよね。
Dリングだと手袋したまま外せないのよ・・・。




内装は取り外して洗濯可能ッス!
マジックテープとプラスチックボタンで簡単取り付け。
ただ、このプラスチックボタンは強度が弱いので あまり頻繁に取り外ししてると壊れそうです。
それと・・・
頭頂部インナーに使われているウレタンスポンジは 経年劣化でボロボロになって再生不可能になりやすい
ウレタンスポンジなので注意が必要です。
長年使用するとしたら このインナー(内装)が一番先にダメになるでしょうね。
長く使っても5年が限界でしょうか。
まぁそれでも安いから 問題は無いんですけどw

耳(右耳)の当たる部分だけめくった様子です。
インカム用の凹みがないので インカムスピーカーを取り付けるには苦労しますね。
さらに眼鏡も着用となると、眼鏡のツルがインカムスピーカーにあたって
眼鏡がつけられない恐れもあります。
インカム装着はあきらめたほうがいいでしょう。

そうそう、ネット画像で気になって イマイチよくわからなかったのがこの部分。
何故クリアパーツ? ワンポイントデザイン? と思って実物確認したら、
ここってリフレクター(反射板)のデザインでありながら 中は空洞になっていて
前面のベンチレーターから入った空気がこの中を抜けて
口元(口角)あたりに届くんですよ。
デザインと実用性を兼ねた 面白いデザインですよね!
それと、カーボン柄なんですが
これは”水転写”と呼ばれる手法でできた柄でして

前面側はとても綺麗なカーボンパターンが再現できてますが、

後頭部はこんな感じになってますwww
ネット画像だと 光の加減や角度的なものかな? と思いましたが
見たまんまヨレヨレでびろ~んと伸びた感じになってますw
まぁ水転写で球体に施工するのは高難易度ですから仕方ないですけどね。
ヘルメットを全体的に見るには 全く気にならないものですが
この様に部分的に取り上げると ”やっぱりカーボン柄(ペイント)なんだなw”
って思いますw
総括
さて、どうだったでしょうか?
かなりキビシイ解説をしましたが これはあくまで
”arai” や ”SHOEI” といった日本製の高性能ヘルメットと比較しての意見です。
値段にして倍以上の違いがあります。
日本製でも二流と言われる ”ZENIS” や ”OGK” などと比べたら
品質は若干落ちるものの デザイン性やコスト(値段)では圧倒してますしね。
このTHHヘルメットの気がかりな点としては
国産ヘルメットが ”FRP” 素材なのに対して ”ABS樹脂” 素材というとこでしょう。
ABSと聞いて 「え~ ABSってプラスチックじゃん!」 と言う方がほとんどですが
よく考えてくださいよ、 ABSってバイクのカウルや車のバンパーだってABSですよ。
プラスチックという括りだけでABSを否定してはいけません。
そもそもFRPってもの ガラス繊維で強化したプラスチックだってことを忘れてませんかね?
両社を比較すると 絶対的な硬度はFRPにあります。
でも、弾力性に関してはABSがはるかに高いです。
今回このTX-27を購入して私もちょっと気にしてた事であるのは否定しませんが
外せる部分を外して外殻であるABSの肉厚測定してみると3mm以上ありました。
下手すりゃバイクのカウルよりも車のバンパーよりも肉厚ですよ。
実重量が1.74kgありました。 国産FRPフルフェイスの重いヤツと同等ぐらいですね。
FRPのヘルメットは硬いです。 ですから100km/hや200km/hといった速度域から転倒して
巨大なヤスリと化したアスファルト上を数十メートルに渡って転がり滑っても頭部を守り
削れない強度があります。
しかしその反面、外部からの衝撃を直接頭部(脳)へ伝えてしまう恐れも高いです。
ですから30km/h程度の低速で衝突事故をして頭部をぶつけた際に
そのまま脳が揺れて気絶したり・瞬間的な全身硬直をおこしたりすることもあります。
ABSの場合はその逆です。 高速からの転倒だとアスファルトで削れて 溶ける可能性が高いです。
速度が高いほどにその可能性も大きくなります。
でも、高い弾力性のおかげで 振動や衝撃を頭部(脳)へ伝える可能性はかなり緩和されます。
30~60km/hという速度域からの衝撃に対しては FRPよりもはるかに高い衝撃吸収性があります。
だから車のバンパーに採用されているのです。
車のバンパーは 車VS車 を想定してません。 それは鉄バンパーだった昔の話です。
今現在 車のバンパーにABSが使われる理由は 車VS人 なんです。
事故による対人間への被害を低くするためのABS採用なんですよ。
まぁ 韓国製や中国製のヘルメットもABS製が多いです。
FRPでヘルメットを作るには 膨大なノウハウと 解析技術と 長い製造時間が必要ですからね。
対してABSならば 金型に樹脂を流すだけで外殻ができます。
中国製ヘルメットは 1個あたりの製造時間は1時間かからないでしょう。
でもaraiのヘルメットは 1個あたり約90日間の手作業で作られる。
台湾製THHのヘルメットを今回じっくりと見て思ったのは
高難易度の金型によって丁寧に作られているのがわかる。
外殻の肉厚も重量的にギリギリまで増やしているので 決して軽量ではない。
デザイン性をかなり重視して 細かなパーツを多く使っていて
1ヘルメットの構成パーツ数としては群を抜いているであろう。
品質レベルは中国・韓国は比較にならず 欧米レベルと同等ぐらいにある。
まぁ欧米メーカーが中国生産になって品質落としたってのもあるけどw
今回 「安いから」 という理由で購入したヘルメットでしたが
じっくり見て調べているうちに このTHHという台湾メーカーの可能性にビビったのも事実です。
確かに完成度はまだ2流止まりです。
材質選定や各部の作り込みの甘さなんかが目につきます。
でも、世界に目を向けて作る姿勢や野望は伝わってきます。
製品ラインナップを見ても できるだけ絞って大量生産化へのコストも考えているのもわかります。
しかしながら、中国製のような粗悪性はありません。
今後の技術進歩によっては大化けする企業なのかもしれませんね。
・・・
アレ? ワタシ ナンノ ハナシ シテタンダッケ???
あ 14000円ぐらいで買ったヘルメット 案外よかったよ って話か。
ちょっと気になってたんだよね~ 予備ヘルメットとして買うか!
って人に重要な情報です。
THH製ヘルメットの 表示されたサイズは
国産ヘルメットよりも1~2サイズ小さいですから!!!
アマゾンのコメントにもあります。

私、SHOEIのヘルメットサイズは M なんです。
で、このアマゾンコメントを見て L を買いました。
んで実際に被ってみたら ちょっとキツイ感じです。
もしかしたらLLでもよかったのかもしれませんが、使ううちに馴染むことを考えて
このLサイズでいいだろうと。
国産で L サイズの人は THHでは きつめで XL すっぽりフィットで XXL だと思いましょう。
国産でXLサイズの人は THHにはあなたに合う
THHヘルメットは 通販でしか入手できませんから
知り合いが持ってない限り サイズの試着はできませんからね。
アマゾンで売ってても アマゾン直売でなく 八百万堂のマーケットプレイス商品ですから
サイズ交換や返品にどこまで応じて貰えるのかは不明です。
よくよく考えてから買いましょう。
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